13年前
今日、福岡書芸院の教書を入稿して父が書いた文章を読み直していました。
そこには、13年前あまねや工藝店の川口さんと父と
アイルランドーイギリスーデンマークへ3人旅行をした事が書いてあって、
少しづつ思い出が甦ってきました。
僕は大学4年もいっておいて、就職活動もせず海外でデザインの勉強でもしたいなぁくらいの
呑気で将来のことを何も考えていないアマチャン。
大人の旅行に、ちょっと退屈で後を付いていった記憶があります。
文章を読んでみると僕とは全然違う視点でその土地の空気を感じていたんだんぁと気付き、
もっとしっかり見ておくんだったと過去の自分を責めました。
何もしっかりと見てなかったけれど、行った先々でスケッチしたり、
プリンティングスタジオの雰囲気や、陶芸家の住まい方や、素晴らしい美術館を
何となく良いなと感じたりしたことは今でも残っているし、
この旅行があったおかげで、1年後にはアイルランドに滞在することになり、
当たり前のことですが、その時感じたり経験した事が今をつくっているんだと
振り返る事になりました。
グレンダロッホの石造りの建築。何となく覚えています。
ニューグランジの遺跡。これも。
版画家ジョングラハムが使っていた共同のプリンティングスタジオ
話をしっかり聞いているようですが、ほとんど聞き取れていません。ヴェリー ソーリィ。
右からジョングラハム、川口さん、僕。 (撮影:前崎鼎之)
怖いもの知らずの自信に満ちた顔をしてますが、社会に出て直ぐ鼻がなくなるくらいにへし折られました(笑)
ジョンにまた会いたいなぁ。
詳しい旅行記はこちらに詳しくあります。前崎鼎之「アイルランド・イギリス・デンマークの旅」
もう1つお知らせです。
アイルランドの石の美術拓本展がアクロスの交流ギャラリー2階で開催されます。
9月16日〜21日までです。