Sucre fraise
これまでで、最も移動距離の短い(徒歩30秒)クライアントさんから、昨年末ロゴデザインを相談されました。
お隣さんのいちご農園の新たな事業で、パティシエの修行をされた息子さんが営まれる洋菓子屋さんです。
筑紫野いちご農園は観光農園をされていて、シーズン中は多くのお客さんで農園は賑わい
メディアの取材も多くあります。
お店の名前は、フランス語でSucre fraise(シュクレフレーズ)。砂糖のように甘い苺です。
デザインコンセプトは「小人がくれた苺の宝石」
「いちご農園」と「洋菓子」をうまく接着させる方法を色々と考える中で、
ふと、子供達に読み聞かせをしていた絵本が目に止まり
いちご農園に現れる小人が心を込めて作る甘い宝石というシーンが浮かんできました。
苺の小人は、苺という素材を美味しいケーキにする魔法(パティシエの腕)を表しています。
また、「苺のパティスリー」の母体である「いちご農園」とを結ぶ架け橋の役目を担っています。
この小人のイラストや手書きの文字によって可愛らしさを際立たせ、
都心や郊外のパティスリーとは違う、農園生まれの洋菓子店らしく仕立てていきました。
ロゴデザインを気に入ってもらえたようで、告知のフライヤーもデザイン。
採れたての苺をふんだんに使ったケーキ美味しいですよ。
打ち合わせに来られる際に、Sucre fraiseで甘いものもはいかがですか?
アートディレクション・デザイン・撮影・イラスト・コピー_前崎成一
2016.Dec