新物たけのこパッケージ
春が来た。
竹ん子山に
春が来た。
八女立花町にある立花物産という筍の水煮を製造してある会社の、新物パッケージのリニューアルに携わりました。
この春採れたての竹の子は、大釜で蒸した後春の風味を閉じ込めて、関東のSEIYUへ出荷されます。
リニューアルのご相談をいただきヒアリングの後、工場内を見学させていただきましたが、
生産ラインがとても清潔かつ整理整頓されていて、長年卸をされている知恵が随所に見られました。
竹の子の中の混入物のチェック、梱包ミスのチェックなどいくつも工程を踏んで作りあげられていることは、商品の美しさに出ています。
リニューアルにあたっては、混入物のチェックがすぐにわかるように、竹の子の姿が綺麗に見えるように、春の喜びが感じられるように、そしてこれまでの竹の子の水煮のパッケージにはないものに。
と、いろいろなお題を整理しながら、市場にある竹の子のパッケージと比べながらデザインしていきました。
書体は古本屋さんで面白い文字が使われている本を探し出し、文字をトレースしながら作っていきました。
リニューアルにあたって、新たに竹の子のレシピも立花物産の女性スタッフの皆さんの協力を得て、簡単でちょっと変わった竹の子料理レシピを作っています。
立花物産の社長さん、そして後継の岩下ご夫妻と一緒に竹ん子山を見ながら、生産者の高齢化を危惧されていました。里山の保全も担われている営みなので、まずは新物のパッケージがたくさん売れることを期待しています。
竹の子も出荷されました。関東の皆さん、採れたてのこの竹ん子に会えるのはSEIYUです。
ぜひ、お召し上がりください!
ディレクション・デザイン_前崎成一
March. 2017