Life Style | Yadokari

築150年の古屋敷に縁あって改修しながら10年間住むことになりました。その暮らしを紹介する宿借日記です。
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ライフ

築150年の大きな屋敷に住んで3年が過ぎました。
越してきた当初は長年の夢が叶ったと喜び、
様々なパプニングに見舞われても、何もかもが新鮮で楽しくて勢いで突っ走れてました。
仕事と生活を一本の線で繋げてやっていけているようで、
毎日幸せをかみしめながら暮らしていたのですが、
年月が経つにつれ、失速をしていき今年に入って完全に足が止まりました。

大きすぎたんですね、何もかもが。
身の丈に全然会ってない(笑)。

日々の掃除は行き届かず、DIYは進まず未だにスタジオはできいまま、
収納の棚も作れない、ピラティススタジオのトイレも作れず便器はずっと待機中。
家の外は、剪定や草刈りが追いつかず鬱蒼と茂って
気がつけばツタが至る所にはびこっているではありませんか。
体調は崩すし、怪我はするし、思わぬハプニングも続くし。。。
甘かった。無力さが身にしみます。

仕事はありがたいことに、多くご相談をいただいているので、
とにかく来た球をしっかり打ち返すように取り組んでいます。
むしろ、専念することで他を見ないようにもしている気も。。。
ですが、やはり忙し過ぎるのは、体に良くありません。
頬が痩けて久しぶりにお会いする方々には、ご心配をかけてしまう始末。
いかん、いかん!

やるべきことは分かっているはずなので、
思いっきりやってみて、やり尽くして、それでもダメだったらの
覚悟もできました。
自然に、また古い家に住むことに対して、前とは全く違う考えに変わりました。
大変だからこそ、良い出会いも気づきも多いです。
これから、これから。
そう自分に言い聞かせて、かけがえのない今を生きていきたい。

 

日常はいろんな生き様を見せてくれる

今年は多くホタルを見た

たくさんの生きものと一緒に暮らしている

鬱蒼と茂る葉に陽があたる

いつここで仕事ができるんだろうか

縁側でのひと時の幸せ。

仕事の合間の散歩、これもまた幸せ

ここに住んで月明かりの美しさを知った

夏休みらしいことはほとんど何もできていない

忙しい父にエールをくれる息子

庭も家も気がよどまないように流れを良くしていきたい。

 

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