Life Style | Yadokari

築150年の古屋敷に縁あって改修しながら10年間住むことになりました。その暮らしを紹介する宿借日記です。
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四年目

5月9日。この家に住んで4年目になります。
忙しいやら手に負えないやら泣き言を言いながらも住み続けていますが
季節の移ろいが少しずつ体感できるようになって来ました。

2月はまだ寒いのに鳥の活動は賑やかで色とりどりの音色を奏でます。
カラスがヒッチコック映画のように大量に出始めるのもこの季節。
たくさん伐採したおかげで、庭や森に陽が差し込み、4月からいろんな野草が出て来ました。
一番の収穫はタラの芽にありつけたこと。
筍を掘り野草を摘んで、青空のもと天ぷらをいただくことの幸せを噛みしめました。
野イチゴも今年は大量収穫の予感で妻はソワソワしています。

家族の豊かな暮らしとはなんだろうか?自分らしい仕事とは?
自然や古い家とどうやったらうまく関わっていけるのだろうか?
子供とどうやって育って行こうか?
体の具合はどうしたら良くなるものなのか?
こんなことを日々、ぐるぐるぐるぐる考え続けながら月日が流れています。

もがきながらあらゆる初めての体験をしていくことで、
経験値はマンション暮らしの時より随分上がりました。
不調な中でしか見えないものもあり全てが財産となっています。
また、必死なだけに手を差し伸べてくれる人も多く
この家に住んだからこそ出会えたご縁もたくさんあります。心から感謝です。

底なし沼でもがいている感じはずっと変わらないのですが、
ここが谷底だと念じてこれから這い上がっていきたいと思います(笑)。

これまで記憶を投稿できていなかったので、写真を大量にアップして振り返ってます。

 


毎年雪遊びに夢中。

 


新月と満月に月光浴をするようになった。

 


寝る前の絵本。

 


色んな鳥が遊びにきてくれる。

 


ようやく二階が仕事場に。

 


大きな大きなお屋敷。今でもなんでここに呼ばれてきたのかが不思議。

 


別れと出会いに喜怒哀楽と、色んな経験して大きくなって行く。

 


庭作業の大変さは毎年変わらず。今年は薪づくりをついに諦めた。

 


自宅を解放しお店にもなった。この家は4人で住むだけではもったいない空間。

 

青空食堂。集いの場としては最高。

 


休日、近所の子供達と川遊び。きっと幼少期の素晴らしい記憶になるはず。

 


5月草花が勢いよく育つ季節。しかし薪ストーブも活躍、薪も無くなったしこれで最後かな。

 

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