ミエルかみ DM
4月24日より、丹波のギャラリー白田で「ミエルかみ」という催事が行われます。
もう1年ほど前から動き出したこの企画。
紙漉思考室の和紙と、その紙に対峙する4名の中に僕も入れていただきました。
主催の石井すみ子さんは、何度も九州へ足を運ばれ参加メンバーと打ち合わせを重ね、
電話でもやりとりをされています。
紙漉思考室の前田さんは、制作に追われていますが、良いものができている様子です。
あと2週間になり僕の気持ちは日に日に高まっています。
お話をいただいてから、手漉紙を使って自分の作品をと考えた時に何を表現できるのか。。。
とずっと考えました。自分の絵を描いたり形を作ったりではないなと、行ったり来たり。
「時景」「サイ・イナヅマ」「呼吸する」3種を展示販売します。
呼吸するは展示のみです。
どの作品も自分と紙の間に何かゆだねるものが入っています。
多くの方にお越しいただけたらと思います。
DMも今回は手間がかかっています。
文林堂の山田さんには大変お世話になりました。
オフセット印刷と、型押し、そして和紙を貼っています(貼るのは参加メンバー全員で)
少し遊び心も入れていますが、言いません。
今回参加するメンバーは、魅力的な方ばかりです。
懇親会のような宴を開いたこともあり、その食卓がとても雰囲気が良かったことが思い出として残っています。
ギャラリー白田でしか味わえない「ミエルかみ」へぜひお越しください!!
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ミエルかみ
2015年4月24日(金)-5月10日(日)
5月7日close 11:00 -18:00
ギャラリー白田 〒622-0233 京都府船井郡京丹波町森山田7
Tel 0771-82-1782
紙漉師 前田崇治さんは、楮、三椏、雁皮などを原料としさまざまな紙を漉きます。
さまざまな紙を作りつつも、まっさらな白い紙をつくることを追い求めます。
人はかみを前にして、かみと出合ったとき、そこになにをみるのでしょうか。
前田崇治さんの漉くかみに、4名の方々が、かみをミル。それぞれの、さまざまな、かみのみえ方。ミエルかみ。
井口 和泉
「水を漉す一枚の紙」、「はなあそびかみ」、「ガーランド」
中川 たくま
「グレゴリオ聖歌」、「丹波の民話」
前崎 成一
「時景」、「サイ・イナヅマ」、「呼吸する」
前田 征紀
COSMIC WONDER 「かみのひかりのあわ 紙衣」
前田 崇治
和紙 紙漉思考室
〈在廊日〉
井口和泉・前崎成一・ 前田崇治 -24・25・26日
中川たくま -25・26日 前田征紀 -26日
井口和泉ワークショップ
かみと水と火とごはん
かみを使った調理。塩釜かみ焼き。竃で炊いて、焼いて、食べる。11:00~14:00
定員:9名 要予約(先着順)
参加費:2,500円
お申し込みはメールでお願いいたします。
COSMIC WONDER と工藝ぱんくす舎
かみのひかりのあわ 水会
11:00/14:00/16:00
場所 : gallery白田の森
定員:24名(各水会8名)要予約
参加費:無料
お申し込みはメールでお願いいたします。住所、氏名、電話番号、希望時間をご記入ください(4月15日締切)。抽選で当選した方にご返信させていただきます。詳細はgallery白田、COSMIC WONDERのホームページにてご確認ください。
お申し込み<<< dokkatouyu@ybb.ne.jp
Profile
井口 和泉 料理家
福岡県生まれ。土地と食卓を結ぶレシピが得意。テーマは保存食作りとピクニック。2013年、狩猟免許取得。ハーブと野菜料理とジビエも得意になりました。ホットサンド100のレシピを作る
「toasted sandwich」を展開中。著書に「料理家ハンターガール奮戦記 ジビエの美味しさを知らないあなたへ」(朝日新聞出版)。
中川 たくま プランナー・デザイナー
1978年福岡市生まれ。主に福祉の分野でプランニングとコミュニケーション・デザインを行う。2009年、博多の活版職人さんから道具と技術を受け継ぎ、活版印刷を始める。2011年、活版を日本に伝えた天正遣欧使節の足跡を辿りイタリアへ。同年、発祥の地である長崎(長崎県美術館)にて「活版巡礼展」を企画・開催。現在は活版印刷を未来につなげる活動に尽力している。
前崎 成一 ブランディングディレクター・デザイナー
1978年福岡県生まれ。「デザインは友を呼ぶ」。その人らしい在り方・働き方を共に考え、出会うべき人に出会える姿にしていく。継続できる生業づくりを目的とし伴走する。2013年より、広大な森付きの築150年の古屋敷で宿借生活を始め、暮らし働き生きる事を模索。生い茂る森の木を間引き、地面に陽が射し込み葉がそよぐことに幸せを感じるこの頃。
前田 征紀 現代美術作家・COSMIC WONDER主宰
1971年生まれ。多様な表現方法、立体作品、照明、音響装置、写真などを組み合わせ、一貫して「光」、そして自身の経験した出来事と日常のイメージを再構築することを主題としたインスタレーションを発表。2007 年「Space for Your Future 」展(東京都現代美術館)に参加、2009 年にはタカ・イシイギャラリーにて初個展「UNIVERSAL LOVE 」を開催、2010年「MOT コレクション Plastic Memories― 今を照らす方法」(東京都現代美術館)、2011年「ヨコハマトリエンナーレ2011 OUR MAGIC HOUR― 世界はどこまで知ることができるか?」(横浜美術館)、2014年「拡張するファッション」展(水戸芸術館・丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)に参加し、国内外で高い評価を獲得しつつ活動の場を広げている。
前田 崇治 手漉師 紙漉思考室
1978年佐賀県生まれ。土佐和紙に魅せられ高知で手漉きを学び、2007年唐津の七山で独立。高知では、道具・原料・技術に深く関わる方々と良き出会いに恵まれ、多くの紙の知識を学ぶ。そこで得た知恵と技術を活かすべく、屋号を
「紙漉思考室」へ。紙は素材であり表現手段。表現者のあらゆる要望に、培った知識と技術で柔軟に応えるべく日々手漉きに励む。
ディレクション・デザイン_前崎成一
Feb.2015