工芸新聞タタター 2号
Gallery白田より発行される、工藝新聞タタター2号が出来上がりました。
創刊号よりページも増えて充実した内容です。「布と衣」というテーマに対てして
それぞれの作り手の視点で書かれたものなのに、根底では繋がっている面白さを感じました。
読み終えると、日々来ている「服」と「衣」の間には大きな差があると気付き、
衣や布の深い深い世界に片足を突っ込んでしまったような感覚になる素晴らしい道標です。
この内容を翻訳されるベンジャーさんにいつも感心します。
和文と欧文をレイアウトするタタターに苦戦するのですが、
今回はページをまたぐ記事が増えた分、
難易度も増してやっとの思いで応えたようなデザインになってます。
工芸新聞、恐るべし。。。
表紙の布の木版は日本画家の若狭悌尚氏。
その木版を使って文林堂の山田さんが三色玉虫のグラデーションで印刷をされました。
こんな難しい印刷は山田さんにしか頼めません(笑)。
表紙の和紙は、福井県小浜にある二つの工房の若狭和紙です。
工芸新聞「タタター」2号
布と衣
石井直人…黄泉の道具
土田眞紀…布の表裏
土屋美恵子…手仕事の可能性を信じて
武田好史…聖ボロ頌
石井すみ子…崔智恩さんの衣
前田征紀…かみのひかりのあわ 水会・大麻の紙衣
COSMIC WONDERと工藝ぱんくす舎…かみのひかりのあわ 水会の道具
2015年4月に独華陶邑・Gallery白田によって、工芸新聞が創刊されました。
名はタタターと言います。サンスクリット語で如、真如、あるがままを意味します。
様々な視点から語られる工芸は、「工芸とは何なのか?」とはっきり言えないでいる自分にとって、
ひとつの物差しとなる新聞です。
[発行所 : お問い合わせ先]
独華陶邑 gallery白田 www.dokkatouyu.com tel.0771-82-1782
[取扱店]
GALLERY M.A.P
しかまファインアーツ
みたて
古い道具(京都市北区等持院南町68-1)
紙漉思考室
福岡書芸院
福光屋
恵文社
HAYASHI SHOTEN
COSMIC WONDER
編集_石井すみ子
英訳_ベンジャー桂
アートディレクション・デザイン_前崎成一
2016.Apr