Brand identitiy
昨年訪ねた南風原町の琉球絣職人集団のお仕事。
Bunboの江副さんプロデュースによって進められたこのプロジェクトは、
距離の壁を越えるべくスカイプとSNSを多用し、コンセプトワークに始まり具現化するデザインの話から、
トークイベントの打ち合わせをこなして3月25日のイベントで全てをお披露目されました。
このプロジェクトでデザイナーとして関わらせていただき
ロゴ・名刺・パッケージラベル・ゴム印・商品タグ・イベント告知フライヤー・Webと制作いたしました。
NUNUSAAAのロゴマークは、伝統を手に次なる一手を打とうとする取り組みを表現したくて、
未完の布を描きました。織りあがってはないけれど南風を受けはためく姿です。
また、伝統や琉球絣の型を一度外して「布」としての可能性を考えようという姿勢の表れでもあります。
ロゴタイプは、琉球絣は全て手織りでされていることと、3人のキャラクターから手書きを選択して作りました。文字の母音と子音で文字幅を変えて機織りのリズムを、3つ並ぶAAAには3名の姿を現しました。
ラベルやゴム印は、商品を包装する際に多用できるアイテムとして制作。
そして、商品タグは手織りのストールなどにつけるものですので、
ここはシンプルに素材にこだわって、紙漉思考室の手漉和紙に活版印刷で作りました。
イベント告知のフライヤーはタイトルが「伝統をえぐる」という奇抜なコピーだったので、
どう表現するか右往左往した結果、タイポグラフィーで琉球絣の伝統に辿り着きました。
紙の形もA4の変形サイズにして型をはずしています。
最後にウェブサイトは、全体のコストバランスと今後の活用スタイルを考えて有料のデザインテーマを使って制作しました。
このサイトには、アイデアにんべんの黒川ご夫妻による読み応え十分なインタビューがあります。
分かりやすくかつ深く3名の布人の世界観が伝わってきます。
前々から黒川さんのお仕事に共感していたので、ご一緒できたことを嬉しく思います。
思いや企みを「目印」として表に現すことが仕事ですが、
その目印の良し悪しは、全て関わる人々との関係性が重要だと思っています。
短い期間で思いっきりフルスイングできたのもそのお陰です。
クリエイティブディレクション・コピーライティング_江副直樹(株式会社ブンボ)
WEB取材・文_黒川祐子・黒川真也(アイデアにんべん)
アートディレクション・デザイン・撮影_前崎成一
Mar. 2017












