長野県小谷のむらのこし
7月11日から3日間、長野県小谷村へ。
プロジェクトを具現化するためのアドバイザーとしてお呼びいただきました。
全国至る所に美しい自然があって、美味しい食があって、文化があります。
また、直面している問題もほとんど同じではないでしょうか。
でも、小谷村の人と人との関係性は、僕にとって衝撃的なものでした。
村にずっと住んでいるおじちゃん、おばちゃん(村ではお年寄りの事をそう呼んでます)と
若い世代が、一つの大きな家族のような良い関係が築かれています。
議題は、特産品づくりや村のPRをどうするかというものではなく、
伝統行事や代々受け継いできたむらの生活の知恵、
そのことに対する素晴らしい思いや姿勢を、どのようにして記憶し継承していくか。
という取り組みをこれからサポートしていくものです。
補足すると、取り組んだ結果村のPRにはなっていくのですが、
そのことを目的とはしていないということです。
話し合いは、むらのこしを行う若いメンバーで構成されていますが、
お互いの話をしっかりと聞き、考えを伝え合いながら
会議を通して信頼関係を丁寧に築いているように映りました。
大切なのは聴くこと、残すこと。そしてその行為自体。
外部から3名の専門家と一緒に、関わらせていただくので、
自分ができることをできる限りやっていきたと思います。
アドバイス・ディレクション_前崎成一
2015.Jul