crimp! シンボル
宝珠山村で田舎暮らしをしながら東京・福岡市内と活躍される、
羊毛フェルト作家佐々木伸子さんのお手伝いをさせていただいました。
佐々木さんにはいくつもの顔があります。まずは日本羊毛フェルト協会代表理事としての顔、
年間2冊ほど羊毛フェルトの本を出版されるエキスパートとしての顔、
そして、羊毛フェルト作家としての顔。その他にも面白そうなプロジェクトに関わられています。
今回は、その作家としての顔をきちんと作って欲しいというご依頼で、
crimp!という屋号のロゴマークや名刺などを制作。
クリンプとは、羊の毛の中に細かなクリクリッとした毛のことで、良質な毛の証と言われています。
「おぉ、クリンプ!」と発見した喜びの声は、
佐々木さんご自身が新たな発想にワクワクする気持ちや、一点物の作品と出会った時の感動を表すものです。
年間に2冊ほど出版されるのは、佐々木さんがいつも新しいフェルトの作り方を考案され、
読者に作る楽しみを与えられているからです。
一方、crimp!は読者ではなく自分と向き合い、
その自由な発想で深まるフェルト表現の世界を伝えるブランドとなるものとしてデザインを行っています。
佐々木さんとの出会いのきっかけは、妻のピラティス教室の通われていることであったり、
そもそもその教室が知られたのはBunboの江副さんであったりと、面白いご縁に恵まれました。
ありがとうございます。
ディレクション・デザイン_前崎成一
Sep. 2015