施設のロゴマーク
九州工業大学が、新設する国際交流の施設「ランゲッジ・ラウンジ」。
そのロゴデザインとサインをお手伝いさせて頂きました。
昨日(4/10)行われたオープニングイベントに出席いたしましたが、
この交流の場からはじまる学びへの期待感が伝わってきました。
学生さんのスピーチもあったのですが、自分の考えやユニークな海外での体験談を
英語で語っていて素晴らしい発表でした。
10年前にアイルランドに住んでた頃の思い出も蘇りました。結構英語は話せていたのに・・・。
ロゴマークのデザインでは、言語の交流する場を表すべく、
Language Loungeの頭文字「L」と、欧文のカギ括弧である「”"」を組み合わせ、
見つめ合う人をコミュニケーションのマークにしました。まさしく目印です。
カラーも建物と景観に合わせて、深く知的な学びの場となるような色をご提案。
このランゲッジ・ラウンジのある鳳龍会館は、清家清氏が設計されたもので、
煉瓦とコンクリートの色使いが周りの景観と調和して美しく
直線のキリっとしたラインの中にどこか柔らかさがある素敵な建築です。(あくまでも個人的主観です)
その中に入るサインなので、ヘタな物は作れません。
もともと既存で使われていた物を有効利用して、邪魔しない案内板を制作。
これから、ランゲッジ・ラウンジが深く浸透し、発展していくことを願います。
ご依頼は、2007年の工学部改組パンフレット制作の時に、
制作チームに参加されていた工学部の虹林先生から。また声をかけて下さった事を非常に嬉しく思います。
その改組パンフレットのご縁も伊東先生と、手の間のイベントで知り合ったきっかけからでした。
そんな個々の関係から自然にはじまる仕事を大切にしています。
イベントの帰りには伊東先生と運良くご一緒できて、列車で一杯。
楽しいひと時でした。
ディレクション・デザイン_前崎成一
Apl 2013