むらのしるべロゴマーク
2015年7月から2016年の3月の間、長野県の小谷村のむらのこしプロジェクトにアドバイザーとして関わりました。
2度の訪問と、月に1・2回のスカイプ会議を8ヶ月間。
むらのこしのプロジェクトは、1年目にアドバイザー瀧内さん(長野)と村のメンバーでまとめられた
「信頼関係づくりからはじめるむらのこし」というビジョンを、2年目に具現化していくということで加わり、
編集・ライティングをされる小谷さん(神奈川)、広告等のディレクションをされる田代さん(神奈川)と一緒に関わりました。
まずは、1回目の訪問でプロジェクトの名前を「むらのしるべ」とし、
読みものやウェブサイトを作り動かしながら、何のために伝え記していくのかを皆さんと一緒に問い続けてきました。
そして、プロジェクトの終盤にそのシンボルとなるマークづくり。
むらのしるべのメンバー主導でプロジェクトを考え進めていくことをサポートしていくので、
ロゴマークも、自分たちのマークにしていただくために、まずは手を動かしてもらって制作することに。
しかし、それらの素材を中々うまくまとめて形にすることができなかった為に、
こちらで、コンセプトワークからロゴ制作のプロセスまで細かくプレゼンシートにしたものを提案。
書体作りについて
むらのしるべは、個の集合体(公)なので筆文字の手書きなど個性を出さずに、
読みやすい最適な書体を考える中、道案内の標識のようなゴシック体に辿り着きました。
そこからプラスαで、自然・先人からの教え(言霊)と人間関係という要素を入れるべく、
へのへのもへじを連想させる昔からの文字遊びをロゴに用いながら、
むらの人々・先人の存在を感じさせるようにしています。
神酒の口の印
印すことを表現するものとし足跡や旗などを思い浮かべるのですが、
やはり自然からのメッセージのようなものを入れたくて、
祭りの衣装で頭につけていた葉っぱもしくは羽のようなものが相応しく感じてマークとしました。
ロゴデザイン提案時に、これが神酒の口だと判明したことで神がかったロゴマークになったと、
その場が盛り上がった思い出があります。
このプロジェクトに関わらせていただいたことは、非常に良い経験になり感謝しています。
そして、むらのしるべとシンボルのロゴマークが、今後も活動と共に定着していくことを願っています。
長野県小谷村 大網・姫川「むらのしるべ」
ネーミング・デザイン_前崎成一
2015-2016